東アジア共同体研究所

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【東アジア共同体研究所(E​ACI) News Weekly Vol.127 「そもそも辺野古の海を埋め立てて滑走路を造るのは無理?」

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    EACI News Weekly 第127号(6月16日号)
  東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
    http://eaci.or.jp/

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【目次】

【1】《今週のニュース 2017/6/10-2017/6/16》
  政治(3)、経済(3)、国際(4)、社会(2)

【2】《UIチャンネル放送予告 No.204》
 第204回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×高野孟「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv300565066

【3-1】《EACIレポート》
鳩山理事長の新刊書【脱 大日本主義-『成熟の時代』の国のかたち-】(平凡社)
 が6月15日に発売!

【3-2】《EACIレポート》
  現在の「安倍一強」を作り出したのは「小沢の敗北」だったのか?
 (まぐまぐニュース/高野孟)

【4】《研究員コラム》
  緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「そもそも辺野古の海を埋め立てて滑走路を造るのは無理?」
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【1】《今週のニュース 2017/6/10-2017/6/16》
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【政治】
■日本の国会、対テロ共謀罪の法案可決
(BBC 2017.6.15)
http://www.bbc.com/japanese/40283813

■「共謀罪」究極の強行採決―野党 国会軽視と一斉批判
(沖縄タイムス 2017.6.15)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/102437

■「テロ等準備罪」新設法 可決・成立
(NHK 2017.6.15)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170615/k10011018401000.html

【経済】
■日経平均は5日ぶり反発、円安で買い戻しも終値で2万円回復ならず
(ロイター 2017.6.16)
https://jp.reuters.com/article/nikkei-average-aft-idJPKBN1970K5

■自民40人が「脱アベノミクス」勉強会 経済政策を懸念
(朝日新聞 2017.6.15)
 http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HBNK6HUTFK00P.html

■ 再生エネ、世界投資額800兆円強へ 石炭を駆逐
(日経新聞 2017.6.16)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ16HKK_W7A610C1000000/?dg=1&nf=1

【国際】
■韓経:「AIIBをつかめ」…世界の投資大物が済州へ (中央日報 2017.6.14)
http://japanese.joins.com/article/150/230150.html

■ミンダナオ島でIS系組織「マウテ」が市民を人間の盾に 逃げれば射殺【フィリピン】
(ハフィントンポスト 2017.6.15)
 http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/15/maute-marawi_n_17108906.html

■焦点:中国一帯一路、パキスタン契約獲得で見せた「力技」
(ロイター 2017.6.16)
 https://jp.reuters.com/article/china-silkroad-pakistan-idJPKBN196321

■岐路に立つカタールの「二股外交」
(Newsweek 2017.6.16)
 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7804.php

【社会】
■沖縄弾圧は「人権侵害」 基地抗議活動 山城議長が国連演説
(東京新聞 2017.6.16)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201706/CK2017061602000116.html

■旧駐機場使用で抗議集会 嘉手納爆音訴訟原告団など
(琉球新報 2017.6.16)
 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-516077.html

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【2】《UIチャンネル放送予告 No.204》
 第204回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×高野孟「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv300565066
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 6月19日(月)20時からの第204回UIチャンネル放送は、2部構成です。番組の前半は、鳩山友紀夫×高野孟「時事放談」を生放送でお送りし、番組の後半では、沖縄キリスト教平和研究所と東アジア共同体研究所が共催している第2回連続寄付講座「東アジア共同体研究入門―文化運動としての東アジア『民衆美術』-」(講師:山口泉氏 作家)をお送り致します。

<山口泉氏プロフィール>
 1955年、長野県生まれ。『吹雪の星の子どもたち』ほか小説、『アジア、冬物語』ほか評論等、著書多数。現在「週刊金曜日」に小説『重力の帝国』を、「琉球新報」に同時代批評『まつろわぬ邦からの手紙』を、「図書新聞」に美術批評『光源の画家たち――東アジア「民衆美術」の現在』を連載中。沖縄市在住。

■《UIチャンネル放送予告 No.204》
 第204回UIチャンネルLIVE対談 鳩山友紀夫×高野孟「時事放談」
 http://live.nicovideo.jp/watch/lv300565066
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【3-1】《EACIレポート》
 鳩山理事長の新刊書【脱 大日本主義-『成熟の時代』の国のかたち-】(平凡社)
 が6月15日に発売!
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鳩山理事長の新刊書【脱 大日本主義-『成熟の時代』の国のかたち-】(平凡社)
が6月15日に発売されます!
ご購入はこちらから→www.amazon.co.jp/dp/B072K489W3

<内容紹介>
従来の親米保守路線と成長戦略が行き詰まる中で、日本はいかに生きるべきか。対米従属からの脱却、低成長を前提とした新たな分配政策・成熟戦略を提唱する。
内田樹氏激賞!
「鳩山さんはできる限り冷静に、中立的に、日本の政治について語ろうとしている。これほどの抑制は稀有である。(解説より)
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【3-2】《EACIレポート》
  現在の「安倍一強」を作り出したのは「小沢の敗北」だったのか?
 (まぐまぐニュース/高野孟)
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 「東アジア共同体研究所」理事の高野孟の最新コラムがまぐまぐニュースに掲載されました。

  * * * * *

<民進党をいったいどうしたらいいのか(その1)──小沢代表辞任まで遡った総括が必要>

先日、某シンクタンクから「民進党はじめ野党のこの体たらくをどうしたらいいか」という趣旨のヒアリングを受けた。その時に語った要点を掲載するのは来週号に回して、その前に今週発売の『週刊ポスト』6月23日号の巻頭「小沢一郎よ、『安倍一強』をあなたはどう思っているのか?/ロングインタビュー120分」が面白い。

<小沢の敗北が招いた「安倍一強」>

 どんなに批判を浴びても「それは印象操作だ」と嘯(うそぶ)いて蹴散らして進むのが「安倍一強」政治だが、ポスト誌のインタビュー記事の前書きで聞き手の武冨薫はこう述べている。

 「そうした異形の政治手法が出現したきっかけは09年の「国策捜査」ではなかったか。検察とメディアの印象操作で国民は野党第一党党首を犯罪者と思い込み、小沢一郎氏は政治の中心から排除された。……「小沢の敗北」がなければ、現在の「安倍一強」も(印象操作という)「魔法の呪文」も誕生しなかったかもしれない。」

 同感である。民主党政権の失敗も、その裏返しとしての現在の安倍一強政治の罷り通りも、政権交代を目前にした09年5月の小沢氏の同党代表辞任のところまで遡らなければ総括できないし、従って今のどん底状態からどうやって這い上がって再び政権を奪取するかの展望を描くこともできないと思う。それについて小沢氏自身はどう答えているか。…(続きは以下アドレスより)

■《EACIレポート》
  現在の「安倍一強」を作り出したのは「小沢の敗北」だったのか?
 (まぐまぐニュース/高野孟)
  http://www.mag2.com/p/news/252852
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【4】《研究員コラム》
緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「そもそも辺野古の海を埋め立てて滑走路を造るのは無理?」
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そもそも辺野古の海を埋め立てて基地を造るのは無理?

2017年6月9日(金)久しぶりに辺野古を訪れた。写真家・牧志治氏と土木技術者・奥間政則氏による記者会見が辺野古漁港脇のテントで開かれた。地元メディアと一緒に聞いたが、この日のメインは牧志氏の珊瑚の写真公開だった。大浦湾で80cm級の珊瑚が沢山見つかった。政府は1m以上の珊瑚は移植すると言っている、「ではそれ以下の珊瑚は埋め殺して良いのか」という問いかけだ。6月1日に撮った写真だが、8日前の5月24日に潜った時より海中の汚濁が進んでいる、とのことだった。
テレビ局、新聞社は牧志氏の水中写真を使い、ニュースとして発表する。一方、奥間氏は、現在進行中の護岸工事の問題点を指摘した。
日々のニュースではなかなか分からないので、ここで私なりに理解した点を述べる。
結論から言うと、辺野古周辺の海を埋め立てて滑走路を造るのは地質的にも護岸の構造的にもおそらく無理ではないか。

米国側も懸念

なにも米国の考えをそのままあてはめて考えてみよう、というのではない。人質をとった銀行強盗と交渉する時のように、NOT BUTが基本だ。まず相手側の全ての要求を拒否し、その後、しかしながらこれこれについては考えないこともない、と言うべきだ。それが外交の基本だろう。しかし今の安倍政権は隷従外交を続けるだけで日本国の現在・将来を危うくしている。
以下は、米国の言うことを拒否するまでもなく、米国自身が辺野古では不安だという声を上げている例だ。
最近の米国会計検査院の文書は、今の滑走路の長さでは足りない、と指摘している。
「V字型の2本の5900フィートの滑走路が建設予定だが、むしろ、海兵隊幹部によれば、これは特定の航空機にとっては短すぎるという。」
(米会計検査院 連邦議会向け報告書―2017年4月)
そのままに受け取れば辺野古のV字滑走路を伸ばすのか、辺野古以外に滑走路を建設するかの選択しかない。V字滑走路の建設さえ危うい(以下詳しく述べる)のに、さらに傾斜して次第に深くなる海底にまで及ぶ基礎工事は素人考えでも不可能だ。
「キャンプシュワブにおいて、必要な能力を持たない滑走路の建設を計画することによって、さらには現地調査が完了し、必要な能力を持つ代替滑走路を選定するまでは、国防省は、必要な任務要件を満たさないという危険を冒すこととなるわけであり、この問題は未解決のままである。」

以下、奥間氏がまとめた「防衛局への質問事項」に沿って大事な点を挙げる。

ポセイドンの調査目的について
ー多目的作業船ポセイドンが2月6日から調査し、4月19日までの約2カ月半も行っていた調査について以下の通り質問する。
C-3護岸と呼ばれる地点(V字形滑走路のVの左上端)を詳しく調べている様子をポセイドンの航跡で確認している。
ここは「二見付近に延びている断層を海側に延ばした断層の想定ラインを見ていると、C-3護岸がそのライン上に来ることが確認できる。」
つまり琉球石灰岩の空洞化または、断層の有無を確認する調査ではないか、と回答を迫っている。
ポセイドンは行ったり来たりランダムに複雑な航跡を描いているが、調査しているある一部の箇所をみてみると「東西方向に約80m南北方向に約50mの範囲で正確に10mピッチで正確にプロットされている」ことを確認した。従来のボーリング調査ではない。病院の超音波音響トモグラフィ検査のように、なぜこんな海底の広域で立体次元の構造マップを作成するかのような調査をしているのか。

つまり断層(地殻が割れたりずれたりして起こる地盤の食い違い)が陸地側にある。そこを延長して海側に延ばすと、ちょうどV字滑走路の端を
かすめている。海底は琉球石灰岩なので鍾乳洞などの空洞の存在が考えられる。もちろん断層が走っている可能性もある。最も地震が起きやすい断層の真上に滑走路を造るつもりか、という質問なのだ。

ケーソン護岸の基礎構造の問題点について
*ケーソン護岸とは、鉄筋コンクリートの巨大な函(はこ)のようなもので、ケーソンはフランス語「大きな箱」という意味です。
港などの防波堤として使用される構造物の111

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